いつもBlenderについての記事を更新してしましたが、本記事ではそのBlenderから少し離れ、JSplacementというソフトをご紹介していきたいと思います。
もしBlenderで利用しようと思っている方は、下記の記事の知識は前提となります。
Blender テクスチャを利用したリアルなマテリアルの作り方【PBR】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
JSplacementとは
JSplacementとはどういうソフトなのか簡単に言うと、上図のような画像を簡単に生成できるソフトです。
電子基板などを作るときに便利です。プロシージャルでも一応作れるので、気になる方は下記の記事を参考してみてください。
Blender プロシージャルで電子基板のシェーダーを作る方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
JSplacementの使い方
本章からは具体的なJSplacementの使い方についてご紹介していきたいと思います。
ダウンロード・インストール方法
まずJSplacementを使うためにダウンロード・インストールします。
まずは上記のサイトにアクセスしてください。JSplacementの公式サイトとなっています。
アクセスしたら、ページ右に上図のような項目が並んでいると思います。
この中から自分の環境にあったものをダウンロードしてください。
筆者は上図の緑線の項目からダウンロードしました。
ダウンロードしたら、ファイルを実行、これでJSplacementのダウンロード・インストールは完了したと思います。
画像の作成方法
次に具体的なJSplacementで画像の作成方法についてご紹介します。
JSplacementを起動したら、上図のような画面になります。
この画面の左上にある9つの四角マークを押すと、左からメニューが出てきます。
【JSplacement 〇〇】と書かれている項目なら、基本的に画像を作成できますが、本記事では上図のように【JSplacement Classic】を選択して説明をします。
するとJSplacement が上図のような画面に移動します。
移動した後は、上図の赤枠内にある数値を調整して画像を調整していきます。
しかし、この状態だと画像が生成されていないため、先に生成しておくことをオススメします。
JSplacementで画像を生成するためには、上図の赤線部分にある【Generate】ボタンを押す、もしくは【R】キーを押して画像を生成させてください。
画像の出力方法
JSplacementで生成したイメージを画像として出力するためには、上図の赤線部分の【Save Height】ボタンで行うことができます。
これで作成される画像はHeight画像ですが、下の黄色線部分の【Save Normal】でノーマルマップ画像を作成することもできます。
Blender Bump(バンプ)とNomarl mapの質感の違いを比較 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
注意点として、JSplacementで作成された画像は、デフォルト設定のままだと非常に大きなサイズで作成されます。
JSplacementで設定を変更するか、作成してから画像のサイズを変更するかしてから利用してください。
利用規約について
JSplacementの利用規約については、JSplacementをインストールした時生成される【LICENSE.electron.txt】に明記されています。
他のサイト等には、商用/非商用問わず利用可と記載されており、筆者も確認しましたが、必ずJSplacementを使う前に、利用規約を確認してください。
参考動画
本記事の内容は以上となります。
Sci-Fi系の作品を作成している人の大きな助けになる可能性を秘めているJSplacement。是非使ってみてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。