本記事ではBlenderでアニメ調の木を自由に設定し生成できる無料ツールをご紹介していきます。
他の木の作り方は下記の記事にまとめていますので、併せてご確認ください。
導入方法
まずこの【Stylized Fantasy Tree Generator】を使うためには、上記のGumroadからダウンロードしてください。
このストアページのトップには、本ツールで作成できる木のデモ動画があるため、どのような木を作れるのかはここで確認してください。
ダウンロードされたファイルはblendファイルとなっているため、【Stylized Fantasy Tree Generator】はアドオンではなくツールのようなものになっています。
そのため、このツールでアニメ調の木を作りたい場合は、このblendファイルで作られた木のオブジェクトをアペンドまたはアセットブラウザを利用して使ってください。
アペンドの使い方に関する記事は下記をご覧ください。
Blender 別ファイルにあるオブジェクトやマテリアルを流用する方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
アセットブラウザの使い方に関しては、下記の記事をご覧ください。
Blender 3.0から追加された「アセットブラウザ」の基本的な使い方をご紹介! - TomoGのごちゃまぜ倉庫
使い方
【Stylized Fantasy Tree Generator】の使い方をご紹介するため、本記事ではアセットブラウザを使い、ダウンロードしたblendファイル内にある木のオブジェクトを読み込んでいます。
読み込んだ木のオブジェクトを選択しモディファイアー画面を見ると、上図のように特殊なモディファイアーが追加されていることが確認できます。
このモディファイアーの設定を変更していくことで、自分が求めている木を生成できるというのがこのツールの使い方となっています。
ただ設定項目が非常に多い上に、自分で色々値を変更していくのは1番分かりやすいようになっています。
そのため、本記事では主な設定方法に絞ってご紹介していきたいと思います。
Base Count
まず1番大きい設定項目は、この【Base Count】です。
【Stylized Fantasy Tree Generator】の木の作り方は、1本の根本から枝先までを作ったオブジェクトを集めて木のように見せるというものです。
この根本から枝先までを作ったオブジェクトを何個集めるのかというのが、この【Base Count】となります。
例として、上図左が【Base Count】を3にした場合、上図右が25にした場合となります。
明らかに根本から枝先までを作ったオブジェクトが異なるのが分かると思います。
Tree Seed
次に【Tree Seed】は、木の形をランダムに変更するというものです。
同じ形の木ばかり置きたくないという場合は、この値を変更してから設置してください。
Branch_Length
次に【Branch_Length】は、枝の長さを変更するというものです。
この値を大きくすれば枝部分が伸び、低くすれば枝部分が縮みます。完全に消去されることは有りません。
Leaves
次に【Leaves】は、枝の有無についての値です。
間違えやすいのですが、葉の数を決めているのではなく葉を作成するかどうかについて決めているため、1なら葉がある木、0なら葉がない木が完成します。
これで冬で葉が落ちた後の木を作ることが出来るようになっています。
Vines
次に【Vines】は、つるの有無についての値です。
こちらも先ほどご紹介した【Leaves】同様に、1ならつる有りの木、0ならつる無しの木になるため、自分の作りたい木に合わせて変更してください。
本記事の内容は以上となります。
木を1から作ろうとした場合、結構難しいのですが今はアドオンやツールの登場によりどんどん楽になっています。
是非皆さんもアニメ調・ファンタジーな木を作りたい場合は、本ツールを使ってみてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。