本記事ではBlenderで簡単にオブジェクトを揺らせるようになる無料アドオンの【Wiggle】をご紹介していきます。
似たような機能を持つアドオンをお探しの方は、下記の記事をご覧ください。
【Camera Shakify】Blenderで手軽にカメラに手振れを追加する無料アドオン紹介 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
アドオンのインストール方法
まず本アドオンをインストールするためには、上記のBlender Marketにアクセスし、そこから購入後ダウンロードしてください。本アドオンは無料ですが、購入時にアカウントは必要です。
Blender Marketの詳細な使い方は、下記の記事を参考にしてください。
Blender Marketでアカウントの開設からアドオンの購入までの手順をご紹介 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
購入後、ファイルをダウンロードするとZipファイルがあります。
これを通常のアドオンと同様にBlenderへ導入してください。
詳細なアドオン導入方法は下記の記事をご覧ください。
Blender 基本的なアドオンの導入・追加方法【初心者向け】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
アドオンの使い方
ここからは本アドオンの使い方についてご紹介していきます。
本記事では、例として【メッシュ>立方体】で追加しただけのものを使用していきます。
通常の使い方
まずは3DView上で、【N】キーを押すと出てくる【Wiggle】項目を選択し、出てくるメニューの中にある【Let's wiggle!】ボタンを押してください。
このボタンを押す時は、揺らしたいオブジェクトを選択することを忘れないようご注意ください。
すると、上図のようなメニューが新たに出てきます。
項目が複雑なように見えますが、これは下記のように分けられます。
まず赤色の枠は、揺らすかどうかのフラグとなります。
X_POS、Y_POS、Z_POS:位置を揺らすかどうか
X_ROT、Y_ROT、Z_ROT:回転を揺らすかどうか
X_S、Y_S、Z_S:スケールを揺らすかどうか
純粋に揺らす場合は、〇_POSを押すだけですが、同時に回転を加えたい場合やスケールを変えたい場合は、そちらも押してみて下さい。
次に黄色の枠は、周波数となります。
黄色の枠にある数値を上げれば上げるほど揺れが早くなります。
反対に0に近いほど揺れが遅くなります。
最後に緑色の枠は、揺れの幅となります。
単純にどれだけ大きく揺らすかの設定なので、大きく揺らしたい場合は値を大きくしてください。
これらの設定をする前、後に関係なくアニメーションを開始したら、揺らすオブジェクトが動き出すと思います。
もし動かない場合は、赤色の枠にあるボタンを押しているか確認してください。
モディファイアーから変更する使い方
前節だけで本アドオンの使い方は完了となるのですが、モディファイアーから変更する方法もあります。
揺らすオブジェクトのモディファイアー画面を見ると、上図のようにかなり多くの項目があります。
多くの項目は前節の項目と同じなので問題ないのですが、上図の赤線のようにPozX(ON/OFF)というような項目があります。
こちらの項目を、0にするとオフ、1にするとオンになります。
例えば、PosZをオンにしたい場合は、PozX(ON/OFF)を1にしてください。
PingPongi(ON/OFF)-Pos〇は、前節のメニューでいう【Pulse】と言う項目にあります。
ただし、このモディファイアーで設定を変更すると、3DView上のメニューの値を同期されない場合があります。
主にモディファイアーで(ON/OFF)が付いた項目は、3DView上のメニューと同期されないため、(ON/OFF)関係だけは3DView上のメニューで行うことをオススメします。
補足
本アドオンの動きは、全てジオメトリノードで管理されています。
そのため、ジオメトリノードを見てみると複雑なノードが組まれているのが確認できます。
ただし、ここで設定されているジオメトリノードを変更する必要は無いため、不用意に触るのは避けたほういいと思います。
本記事の内容は以上となります。
オブジェクトを揺らすという色んなことに使える動作を、簡単に付けられる本アドオンはかなり便利です。
オブジェクトを動かせたいという方は、是非このアドオンを使ってみて下さい。
本記事は以上です。お疲れさまでした。