Blenderでアーマチュアを使ったバネの動きの再現方法

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本記事ではBlenderでアーマチュアを使ってバネの動きを再現する方法についてご紹介します。

バネの動きの再現方法

早速ですが、Blenderでバネの動きを再現する方法についてご紹介していきます。

準備

Blenderの円オブジェクト

まずは上図のように円オブジェクトを追加してください。

円オブジェクトを追加したら、上図のように編集モードで中央から移動させておいてください。

Blenderでスクリューモディファイアーを追加した状態

次に、この円オブジェクトに【スクリューモディファイアー】を追加してください。

追加した後、【座標軸】をYに変更後、適当に【スクリュー】の値を調整してください。

恐らく、上図のように上に行くようになっていないと思うので、オブジェクトモードで回転させるなどして上に伸びていくようにしてください。

アーマチュア用意

Blenderでバネ用のアーマチュア

次のアーマチュアを作成していきます。上図のようにアーマチュアを作成してください。

アーマチュアについての詳細は下記の記事をご覧ください。

下から、【Root】【Main】【Operator】の3つのボーンで、全て【Root】ボーンに接続はされていないけど親子関係になっています。

【Root】ボーンが親なので、Rootボーンを動かすと、全てのボーンが動くようになっています。

次に【Main】ボーンにボーンコンストレイントを追加します。

【Stretch To】を追加し、ターゲットに先ほど作成した【Operator】ボーンを設定してください。

これでアーマチュア側の設定は完了となります。

モディファイアー設定

Blenderの配列モディファイアー

次にバネに見せるようモディファイアーを追加していきます。

上図のように1番始めに作ったオブジェクトに【配列モディファイアー】を追加して下さい。

これで、バネのように見えると思うので、ここからは動きを再現していきます。

ドライバー設定

Blenderでバネの動きを再現する時のドライバー設定場所

バネの動きを再現するために、ドライバーを設定していきます。

このドライバーはちょっと複雑なので、よくわかっていない方は先に下記の記事をご覧ください。

ドライバーの設定位置は、上図のように【スクリュー>スクリュー】と【配列>距離Y】となります。どちらも同じドライバーなので、コピペで問題ありません。

Blenderでバネ用のドライバー

ドライバーは上図のように設定してください。

アーマチュアの【Main】ボーンのスケールの分だけ、バネを動かすという設定になっています。

余談:回転を追加

前節までの内容で、【Operator】ボーンを動かすことで、バネのような動きを再現できたと思います。

しかし、現状上に伸びるか縮むしかできないので、上以外にも伸ばせるようにしたいと思います。

Blenderでバネの回転をつたえるコンストレイント

バネのオブジェクトに、オブジェクトコンストレイトとして【Copy Rotation】を追加し、【Main】ボーンに設定すると、上方向以外にも伸び縮めることができるようになります!

参考動画

www.youtube.com

本記事の内容は上記の動画を参考にしたものです。

本記事の説明で分かりにくい場合は、上記の動画をご覧ください。


本記事の内容は以上となります。

意外に分からないバネの動きの再現方法ですが、本記事を見たらわかる通り、やり方が分かれば簡単なので是非試してみてください。

本記事は以上です。お疲れさまでした。