Blender ドライバーの基本的な使い方

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本記事ではBlenderのドライバーについてご紹介していきたいと思います。このBlenderのドライバーは基本的には、リギングのボーン制御で利用する機能だと思います。

そんなボーン制御を行う前に、基本的なBlenderのドライバーに使い方についてご紹介していきたいと思います。

ドライバーでできること

Blenderのドライバーで出来ることを知らないと、使うことはできないと思います。

Blenderのドライバーでできることは、1つのオブジェクトで何かのオブジェクトを制御することだと思います。

簡単に言えば、何かのオブジェクトを移動や回転させたら、違うオブジェクトも移動や回転させるといったことができます。

ドライバーの追加方法

そんなBlenderのドライバーの追加する方法についてご紹介していきたいと思います。

基本的な追加・設定方法

Blenderのドライバー追加項目

まず基本的なBlenderのドライバー追加方法ですが、上図のようにUIから直接値を変更できる場所で右クリックを押してください。

すると上図のような黒い項目が出てくると思います。その中にドライバーを追加という項目がある場合、その設定箇所にドライバーを追加することができるようになっています。

Blenderのドライバープロパティ画面

ドライバーを追加すると上図のようなドライバプロパティに行くことができるようになっています。

しかし、この状態でもドライバーを追加することはできますが、カーソルがドライバプロパティから外れると消えてしまうなど、非常に面倒な項目となっています。

その面倒な操作をやめるため、ドライバプロパティでも上図の位置にある【ドライバーエディターを表示】という項目を選択してください。

Blenderのドライバーエディターを開く項目

もし、ドライバーを追加してしまった状態で誤って、ドライバープロパティを閉じてしまっても問題ありません。先ほどドライバーを追加した項目と同じ項目を再度右クリックして、上図の位置にある【ドライバーエディターを開く】という項目を選択してください。

Blenderのドライバーウィンドウ

ドライバーエディターを開くと、上図のようなウィンドウが開くと思います。このウィンドウでBlenderのドライバーを設定していきたいと思います。

まず初めにドライバーウィンドウの右側に、上図の変数名の箇所にご注目ください。ここに自分が追加したい値の変数名を決めることができるようになっています。そのため、自分が分かりやすい変数名に変更してください。

そして、その下にある上図の取得する値の欄で、ドライバーでどのような値を取得するのかを追加することができます。

取得する値の一番上の【オブジェクト】の項目でどのオブジェクトの値を参照するのか、タイプはどのようなタイプの値を取得するのか、スペースはワールド空間なのかローカル空間なのか等を決めることができます。

例として、上図のように変数名と取得する値を設定したとします。あとは、その上部にある【式】という項目で、どのように変化させたいかの式を追加することができます。

上図の例だと、ドライバーを追加した場所はオブジェクトの回転のX軸になります。そのため、とあるオブジェクトをX軸に移動させたら、X軸に回転するというドライバーが出来上がります。

もし、プログラムを全く触ったことがない人は、下記の記事で四則演算の方法について学んでから続きをお読みください。

www.javadrive.jp

これは一度自分で試してみると非常にわかりやすいと思いますので、実際に自分でドライバーを追加してみてください。

値の追加

前節の方法では、1つのドライバーに対して1つの値を取得して使うというものになっていました。

しかし、2つのオブジェクトから値を取得したいときもあると思います。

そのような時は、Blenderのドライバーウィンドウの上図の位置にある【入力値を追加】という項目を選択することで、取得する値の数を増やすことができるようになっています。

プログラム的な話

前節までで基本的にBlenderのドライバーは使えると思いますが、このドライバーはさらに便利になりようプログラムもかけるようになっています。

例えば上図のように、if文を追加することができます。

上図の式だと、とあるオブジェクトがXに正の方向に一定量動いたら【var * 5】分動くというものになっています。

この時式は【数値A if 条件 else 数値B】となっています。条件が正しければ数値Aの値が、条件が間違っていれば数値Bになるという式となっています。

この他にもPythonの関数が使えるようですが、一番使うであろうif文の説明だけとさせて頂きます。

エラー・解決方法

次に本章では筆者がドライバーを利用していて起こったエラーと、その解決方法についてご紹介していきたいと思います。

このエラー・解決方法については、今後も何かあれば追加していきたいと思います。

IDブロック

上図のようにオブジェクトの位置でIDブロックされている出る場合があります。

この場合、無視して式を追加すると直ります。なので、おそらく問題ないエラーだと思います。

参考記事

note.com


本記事の内容は以上となります。

Blenderのドライバーは非常に便利なもので、リギングを行う際必須の機能だと思います。そのためドライバーの基本的な使い方は早い段階で覚えておいて損はないと思います。

本記事は以上です。お疲れさまでした。