本記事では【Anti-Seam】というテクスチャをタイル置きした際、できてしまうつなぎ目を消して、自然にしてくれるという無料アドオンについてご紹介していきたいと思います。
Anti-Seamのダウンロード・導入
Anti-Seamの使い方をご紹介する前に、このアドオンのダウンロードや導入方法についてご紹介していきます。
Anti-Seamとは
Anti-Seamを分かりやすく言えば上図のように、テクスチャの繋ぎ目を分かりにくくしてくれるアドオンとなっています。
大きなオブジェクトに1枚のテクスチャを使いたい、でも解像度を維持したい場合、タイル置きになってしまうことがあると思います。
そのような時、本アドオンを使うことで、タイル置きで悪目立ちする繋ぎ目の違和感を軽減することができるようになります。
ダウンロード
Anti-Seamは上記のリンクから購入してください。
金額入力欄に「0」を入力して、欲しいというボタンを押すと入手することができます。支援したい方は、好きな金額を入力してください。
導入
このアドオンの導入方法ですが、他の外部アドオンと同じようになっています。
ダウンロードしたZipファイルをそのまま選択して導入してください。
詳細な導入方法は下記の記事をご覧ください。
Blender 基本的なアドオンの導入・追加方法【初心者向け】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
Anti-Seamの使い方
次に本章からAnti-Seamの使い方についてご紹介していきたいと思います。
準備
まずAnti-Seamを使う前に、準備をする必要があります。
具体的には、テクスチャの繋ぎ目を作ったオブジェクトとなります。
本記事では、上図のようなオブジェクトを【Images as Plane】を用いて作成しました。
タイルができるよう、テクスチャノードにリンクさせるマッピングノードのスケールの値を大きくしている以外、特殊な設定はしていません。
これにAnti-Seamを設定していきます。
【Images as Plane】は以前の記事でご紹介しているアドオンなので、導入していない方は下記の記事を参考にしてみてください。
Blender 簡単にテクスチャ付き平面に追加できるアドオン紹介【Import Images as Plane】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
Anti-Seamの付与
まずAnti-Seamを追加したいテクスチャノードを、シェーダーエディター上で選択してください。
次にシェーダーエディター上でNキーを押し、上図の右側にあるようなタブを開き、【TextureToo】項目を選択。
すると【Anti-Seam】という項目が出てくるので、ここの【Anti-Seam】ボタンを押してください。
そうすると、先ほど選択したテクスチャノードがグループノードに変わっていると思いますが、これで成功となります。
※【Anti-Seam】ボタンを押せない場合
この場合は基本的に選択するテクスチャノードが違う可能性があります。
もう一度テクスチャノードの確認を行ってください。
Anti-Seamの削除
最後に、Anti-Seamを追加したテクスチャを戻したい場合は、追加したときと同じ手順で、グループノードを選択した後、上図の赤線部分にある【削除】ボタンを選択してください。
すると、Anti-Seamで自動追加されたグループノードが消え、通常のテクスチャノードに戻ると思います。
本記事の内容は以上となります。
Anti-Seamはタイルテクスチャを使う方の大きな味方になってくれるポテンシャルを秘めたアドオンなので、是非皆さんも使ってみてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。