本記事ではBlenderでノードグループを簡単に共有できる便利アドオンのNode Presetsについてご紹介していきたいと思います。
また、このアドオンの有用性を分かりやすくするため、最初にアドオン無しでノードグループを共有する方法をご紹介します。
もし、ノードグループの作り方等が分からない方は、先に下記の記事をご覧ください。
Blender ノードエディタの使い方04【グループ・設定】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
アドオン無しでノードグループを共有する方法
アドオン無しでノードグループを共有するためには、アペンド・リンクを利用します。詳細なアペンド・リンクの使い方については下記の記事を参考にしてください。
Blender 別ファイルにあるオブジェクトやマテリアルを流用する方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
アペンド・リンクのblendファイルの中に【NodeTree】というファイルがあります。このファイルの中にノードグループがあるため、ここで共有したいノードグループを選択してください。
ノードグループをアペンド・リンクした後、ノードの追加項目でグループを選択すると、上図のようにアペンド・リンクされたノードグループが表示され、共有できると思います。
これがアドオン無しでノードグループを共有する方法ですが、この方法だとよく利用するノードグループを毎回アペンド・リンクする必要があるため、非常に面倒になってしまいます。
この面倒くささを解消するため、アドオンを使ってノードグループを共有する方法を次章でご紹介していきます。
アドオン有りでノードグループを共有する方法
準備
ノードグループを共有するNode Presetsというアドオンを利用するためには、ちょっとした準備が必要になるため、先にそちらをご紹介していきたいと思います。
ファイル作成
まずはPC内のどこかにファイル(フォルダ)を作成してください。このファイルはどこでも問題ありませんが、Blenderのノードグループを共有するためのファイル(フォルダ)だということが分かりやすいようにしてください。
本記事では分かりやすいよう【SampleFile】という名前にしたいと思います。
アドオン導入・設定
次にアドオンを導入していきます。
Node Presetsは公式アドオンであるため、通常のアドオンを導入方法と同じように導入してください。
Blender 基本的なアドオンの入れ方【初心者向け】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
いつもと同じようにアドオンを導入するとき、Node Presetsにチェックを入れると上図のような【Directory of blend files with node groups】という項目が出てくると思います。
なので、ここに前項で作成したSampleFileを指定してください。ここにファイルを選択しておかないと、このアドオンの意味がなくなってしまうためご注意ください。
ノードグループの保存
次にSampleFile内に新たなblendファイルを作成してください。
作成したblendファイルで、どのようなオブジェクトでもいいので作成し、そこにマテリアルを追加、そしてノードグループを作成してください。
ノードグループの作り方については下記の記事を参考にしてください。
Blender ノードエディタの使い方04【グループ・設定】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
本記事では共有したいノードグループの名前を【TestNodeGroup】にしたいと思います。
共有したノードグループの使い方
共有したノードグループの使い方として、ノード追加項目の一番下に上図のように【Template】という項目があると思います。
この【Template】の項目の中に、作成しておいたノードグループの【TestNodeGroup】があるため利用できると思います。
参考記事
本記事の内容は以上となります。
プロシージャルマテリアルをよく作る人や、同じようなノードを利用する場合は、このアドオンを利用することで時短をすることができると思います。
本記事は以上です。お疲れさまでした。