本記事では、PythonでINIファイル(設定ファイル)を使う方法を簡単にご紹介していきます。
そもそもINIファイルとは
設定ファイルとして利用されることが多いファイル形式の1つです。
ただ最近は利用されなくなってきており、代わりにレジストリが使われているようです。
他の設定ファイルについては、下記の記事をご覧ください。
覚えておくべき名称
INIファイルを開いてみると、下記のようになっています。
[Key1]
value1 = 5
value2 = 2
value3 = 3[Key2]
value1 = 1
value2 = 3
value3 = 4
これに分かりやすく部分を切り分けると
[Key1]・・・・①
====================
value1 = 5・・②
value2 = 2・・②
value3 = 3・・②
となります。
①はセクション、②はオプションと呼ばれています。
使い方の例として、セクションに名前、オプションに年齢と身長などを入れると
[Sample Taro]
age = 20
height = 170[Sample Jiro]
age = 15
height = 160
これでセクション名で検索すると、年齢と身長が取れるようになります。
INIファイルの使い方
giste2df367be7ef5041ae5574db0beb4508
※1:データ読み込み時の方法
INIデータの読み込み方法として、下記の2種類あります。
(方法1)
value1 = config[CONFIG_SECTION][CONFIG_VALUE1]
(方法2)
ini_data = config[CONFIG_SECTION]
value1 = ini_data[CONFIG_VALUE1]
どちらを使っても結果は変わりません。
ただし、オプション数が増えた時に計算速度に違いがでるかもしれないことにご注意ください。
※2:データ書き込み時の方法
INIデータの書き込み方法も、下記の2種類あります。
(方法1)
dict = {CONFIG_VALUE1:"5",CONFIG_VALUE2:"2",CONFIG_VALUE3:"3"}
config[CONFIG_SECTION] = dict
(方法2)
config.set(CONFIG_SECTION,CONFIG_VALUE1,5)
config.set(CONFIG_SECTION,CONFIG_VALUE2,2)
config.set(CONFIG_SECTION,CONFIG_VALUE3,3)
方法1の方が、見た目的に分かりやすくおすすめです。
ただオプション数を能動的に変更する場合は、方法2の方が変更しやすいかと思います。
これは、自分の作っているプログラムに合わせて変更してください。
参考記事
上記が公式ドキュメントとなります。
本記事の内容は以上となります。
INIファイルは今後も使い続けることは難しいかもしれませんが、簡単かつ分かりやすく設定ファイルとして残せるので、ぜひ使ってみて下さい。
本記事は以上です。お疲れさまでした。