本記事では、非常に重要なパッケージやモジュールを使用するためのインポート機能の基本を、まとめてご紹介していきます。
パッケージやモジュールとは
まずパッケージやモジュールとは何かについてですが、ライブラリの総称として覚えていればいいと思います。
さらに具体的に言えば、便利なクラスや関数をまとめたpyファイルがモジュール、そのモジュールを複数まとめたものがパッケージと呼ぶようになっています。
もっと知りたい人は、上記の記事を参考にしてみてください。
ソースコード
gist4aaa98eb6cf634b7abbed9bcd7eb5ff7
①:import
基本的にパッケージやモジュールのインポート方法になります。
【import 〇〇】の〇〇の部分がパッケージやモジュール名となっています。
②:from
関数やクラスだけを特定してインポートしたいときに使用する方法となります。
【from 〇〇 import ✕✕】の〇〇部分はパッケージやモジュール部分、✕✕はインポートしたい関数やクラスです。
この並びは忘れやすいものの、使っていたら覚える上に調べればすぐに出るので、そこまで意識して覚える必要はありません。
ただ、インポートした関数やクラスはそのまま使えるため、【〇〇 . ✕✕】と記載しなくてもいいようになっています。
③:as
この方法のみ、インポートでは絶対必要な機能ではありません。
しかし、インポートしたいパッケージやモジュールによっては、記載するコードが長くなるためプログラミングの時間効率や可読性が低くなってしまう危険性があります。
そんな時、この【as】を使って適度な短さ・分かりやすさに変更することで、時間効率や可読性を向上させられます。
ただし、乱用したり慣例的な使い方をしていないと、反対に可読性を損なってしまうため、使用には注意が必要です。
④:ドット(階層違い)
最後に、次作モジュールなどをインポートする時に使用する、通常とは違う階層にあるパッケージやモジュールのインポート方法です。
【import 〇〇 . ✕✕】とありますが、〇〇がディレクトリ名、✕✕がパッケージやモジュール名となっています。
このサンプルでは、ライブラリがあるフォルダの中に【TomoGBlog / SampleLibrary.py】というファイルを用意しました
現在インポートしているモジュールのパスを知りたい場合は、適当なモジュールと上記の方法を組み合わせて探ってみて下さい。
また最後に記載している【import TomoGBlog.SampleLibrary as ts】は、同時に使用できる例となっています。
この階層違いの場合は特に名前が長くなりがちなので、【as】を使って分かりやすい名前にした方がいいです。
参考記事
基本的な情報については、上記の記事を参考にしています。
階層を含んだ内容については、上記の記事となります。
本記事の内容は以上となります。
ライブラリのインポート関係はなんとなく使いがちですが、意味を知っておくとより便利に使いこなせるようになるので、知っておくといいと思います。
本記事は以上です。お疲れさまでした。