今回は上図のように、テクスチャをドット化・モザイク化する方法をご紹介していきたいと思います。
今回ノードをよく使用するので、Node Wranglerを入れている方が便利かもしれません。
Blender ノード編集をもっと便利にするアドオン【Node Wrangler】
参考
これを今日試してみたけど、すごい。
— 智G (@tomohikog12) 2019年6月28日
ドット絵風の絵から、モザイクをかけたような絵まで数字を変更するだけでできるので、本当に使えるノード。 https://t.co/kHhTZph3HH
ドット化・モザイク化
本章からはドット化・モザイク化を実際にどのように行うかご紹介します。全体図は上図のようなものになっています。
赤:X、緑:Y、青:Zとなっており、XYZでやっていることは同じです。なので、X軸のノードを完成させたらコピペしてください。
X部分のみを見ると上図のようになります。
この上図の左上にある値ノードは非常に重要になります。この値ノードの数値がドット化・モザイクの細かさを決める値になっているため、調整はこの数字を変更してください。
左上の値を除いて、左から
テクスチャ座標、XYZ分離、数式(乗算)、数式(減算)、数式(丸め)、数式(除算)となっています。
これを後Y、Zも作っていくと
上図のようになります。同じような内容が続くので、フレーム分けするか、グループにまとめてしまうかの方が便利だと思いますが、一応本記事では分かりやすいようにフレーム分けしています。
Blender ノードエディタの使い方04【グループ・設定】
最後にXYZ今まで別々に計算していたものを、XYZ合成でまとめ、テクスチャのベクトルにリンクさせると完成となります。
これで、テクスチャをドット化・モザイク化する方法は完了となります。
画像テクスチャ以外に使ってみた
ボロノイテクスチャに使ってみた時の図が上図になります。ボロノイテクスチャのカラーリングをセルに変更したときのものです。
上図はレンガテクスチャを用いた時です。
他にもノードエディタの中の追加メニューでテクスチャに分類されているものは、ほとんどの場合ドット化・モザイク化することができそうです。
反対にテクスチャノードにつけたディフューズBSDF等にXYZ合成をリンクさせると上図のようになります。
そのため、必ずテクスチャに分類されているノードにリンクさせてください。
本記事の内容は以上となります。
もし、これがコンポジットノードで使えたら、ドットアニメーションとか簡単に作る事ができると思います。
しかし、今のところコンポジットノードで使う方法が見つからず、もしドットアニメーションを作るなら、一度動画でレンダリングして、その動画をテクスチャとして読み込んで本記事の内容を適用するしかないと思います。
本記事は以上となります。お疲れ様でした。