Blenderを快適に使うためのシステム関連の設定をご紹介!

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本記事ではBlenderを快適に使うためのシステム関連の設定についてご紹介していきたいと思います。

バックアップ(.blend1)ファイルの自動生成停止

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まず初めにバックアップファイルの自動生成停止方法についてご紹介します。このバックアップファイルとは手動で保存したら、自動で生成される上図のような【.blend1】ファイルのことです。

個人的にデータのバックアップは別バージョンのファイルを作ったり、同じファイル内のコレクションで分けたりしているため、自動生成されるバックアップファイルは不要だと思っています。

また、自動生成されるためファイルが2つ出来上がり、どちらが【.blend】ファイルが確認しなくてはならない不便さもあります。

Blenderのプレファレンス項目

まずは設定を行うために、上図のように【編集】タブを選択し、【プレファレンス】を選択してください。

そして、出てきたプレファレンス画面左側にある【セーブ&ロード】というタブを選択し、【Blendファイル】という項目の中にある【バージョンを保存】という項目の数値を0に変更してください。

これでバックアップ(.blend1)ファイルが生成されないようになったと思います。

 

余談ですが、この【バージョンの保存】項目の数値は最大32までで、2以上に変更すると【.blend2】と数を増やしていきます。

そのため、このバックアップファイルの自動生成を多用している方は、数を増やすことでバックアップを増やすことも出来るため、試してみてください。

テクスチャのロード関連

次にテクスチャのロード関連についてご紹介していきたいと思います。このテクスチャのロード関係は2つあるため、分けてご紹介していきます。

デフォルトの位置設定

まず初めにデフォルトの位置設定についてご紹介します。

シェーダーエディターでもモディファイヤーの設定等どこでもいいのでテクスチャをロードするために、上図のようにファイルを開くと思います。

その時デフォルト設定では、その開いている.blendファイル内が表示されると思います。そこからテクスチャのあるフォルダまで移動する必要があります。

この操作が非常に面倒くさく、テクスチャを1つのフォルダにまとめている人は、最初からそこを開くように設定できたら便利だと思います。

Blenderのプレファレンス画面のファイルパスタブ上のテクスチャパス設定項目

テクスチャ読み込みのデフォルトフォルダを変更するためには、前章と同様にプレファレンスを開き、【ファイルパス】タブを選択し、テクスチャという項目を見てください。

このテクスチャという項目に【//】と入っていると思います。これを自分がデフォルトで開きたいフォルダに変更することで、完了となります。

お気に入りフォルダの追加

筆者もたまにありますが、すぐに使いたいテクスチャをダウンロードしたばかりでダウンロードファイルにあるものを使いたい、デスクトップに放置したテクスチャを使いたい、もしくは1つのフォルダにまとめていないという方もいると思います。

そのような方はお気に入りフォルダに追加しておくことで、簡単にそのフォルダにアクセスできるようになります。

方法として、いつも通り読み込みたいテクスチャが多いフォルダまで移動してください。そしてテクスチャ読み込み画面の左に上図のようなお気に入りという項目があると思います。

そのお気に入りという項目の中に【+】アイコンがあるため、このアイコンを選択すると、現在のフォルダをお気に入り登録することができます。

これで複数のフォルダにテクスチャを保存している場合でもすぐにアクセスすることができるようになります。筆者はテクスチャを保存しているフォルダ・ダウンロードフォルダ、デスクトップを指定しています。

スタートアップファイルの作成

最後にスタートアップファイルの作成についてご紹介します。

このスタートアップファイルとは簡単に言えばBlenderを起動した時、どのような状況にしているかの設定をまとめたものとなっています。

そのため、Blenderを起動させたらほとんどの場合行う操作を、予めスタートアップファイルとして作成しておくことにより、無駄な操作を省くことができるようになっています。

Blenderのスタートアップファイルの保存項目

スタートアップファイルの保存は、起動時にどのような状況にしたいのかをすべて設定した状態で、上図のように【ファイル】タブから【デフォルト>スタートアップファイルを保存】という項目の順番に押していけば完了となります。

この起動時にどのような状況にしたいのかというのは各人によって大きく異なると思いますが、筆者は個人的に

・デフォルトであるオブジェクトの削除

・カメラを設置

・AO、ブルーム、スクリーンベース反射、ソフトシャドウのチェック

・ビューの範囲の開始を小さく

をしています。

今まで自分がどのような設定を行う場合が多いのか考えたうえで、スタートアップファイルを保存することをオススメします。


本記事の内容は以上となります。

以前もカメラについてご紹介しましたが、知っておけば便利な機能が非常に多いため、是非システムも変更してみてください。

また、さらにBlenderを快適に使えるような設定がありましたら追加していきたいので、コメントやTwitterなどで教えて頂けると幸いです。

本記事は以上です。お疲れさまでした。