本記事ではスキンモディファイアーの簡単な使い方についてご紹介していきたいと思います。
スキンモディファイアーとは
スキンモディファイアーとは頂点と辺に厚みを持たせることができるモディファイアーです。
他のモディファイアーと比較した時、そこまで使用頻度が高くないモディファイアーだと思いますが、便利なモディファイアーです。
次節で、このスキンモディファイアーの基本的な使い方をご紹介します。
スキンモディファイアーの使い方
スキンモディファイアーを使うため、まずは上図のように直線を1本作成してください。
そして、用意したオブジェクトに対して、上図のように【スキン】というものを選択して、スキンモディファイアーを付与してください。
このスキンモディファイアーは、先述した通り頂点と辺に厚みを持たせるものなので、ハイポリのものにスキンモディファイアーを付与したら大変なことになるのでご注意ください。
すると上図のように立方体のようなものができたと思います。
これがスキンモディファイアーとなります。
ソリッドモディファイアーとの違い
場所が違いということと、厚みを持たせるということで、スキンモディファイアーはソリットモディファイアーと似ていると思うことがあるかもしれません。
そこで、本章ではソリッドモディファイアーとスキンモディファイアーの違いをご紹介していきたいと思います。
ソリッドモディファイアーとスキンモディファイアーの違いが最も分かりやすいのは、上図の平面だと思います。この平面にソリッドモディファイアーとスキンモディファイアーの片方ずつ付与してみます。
まず、平面にソリッドモディファイアーを適用したものが上図のようになります。分かりやすいよう値を大きくしています。
上図を見て頂ければわかると思いますが、面の厚みが増したことにより、立方体のような形になっています。
次に、平面にスキンモディファイアーを適用したものが上図のようになっています。
こちらは頂点と辺に厚みをつけるため、頂点と辺があった外枠に厚みのあるオブジェクトが出来上がった形となっています。
そのため、面に厚みが欲しい場合はソリッドモディファイアー、頂点と辺に厚みが欲しい場合はスキンモディファイアーを使用してください。
使用例
スキンモディファイアーの便利な使い方として、上図のような木を作る場合などがあげられます。
木は下記の記事でご紹介している方法などでも作れますが、オリジナルの木や複雑な分かれ方のする木が欲しい場合は、このスキンモディファイアーが活躍します。
Blender 無料のアドオンとテクスチャを駆使してローポリの木を作る方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
【Modular Tree】Blender リアルな木を簡単に作られるアドオンをご紹介! - TomoGのごちゃまぜ倉庫
本記事の内容は以上となります。
気づいていないだけで、まだまだ色んな使い道がありそうなスキンモディファイアー。是非皆さんも使ってみてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。