本記事では簡単にシャボン玉シェーダーの作り方をご紹介していきたいと思います。
参考動画
本記事は主に上記の動画を参考にしています。
注意点
注意点ですが、上記の動画ではレンダーエンジンを【Cycles】で行っています。しかし、本記事ではレンダーエンジンは【Eevee】を利用しています。
もし、同様にEeveeでシャボン玉シェーダーを作りたいという場合は、マテリアル設定の【ブレンドモード】を【アルファハッシュ or アルファブレンド】のどちらかに変更しておいてください。
詳細は下記の記事をご覧ください。
Blenderのマテリアルのブレンドモードと影モードについてご紹介 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
基本的なシャボン玉シェーダーの作り方
まず基本的なシャボン玉シェーダーの作り方について参考動画のままご紹介していきたいと思います。完成は上図のようになっています。
まず初めに上図のようにプリンシプルBSDFをリンクさせてください。
この時プリンシプルBSDFの伝播を1.0まで上げておいてください。
次にプリンシプルBSDFとマテリアル出力の間に【シェーダーミックス】を挟み、片方のシェーダーに透過BSDFをリンクさせてください。
次にシェーダーミックスの係数にレイヤーウェイトの前方向とリンクさせてください。
このレイヤーウェイトのブレンド【0.2】に変更しておいてください。
ここまではシャボン玉の大まかな部分を作成しました。次からはシャボン玉の細かな色を変更させていきたいと思います。
最初に追加していたプリンシプルBSDFのベースカラーにノイズテクスチャのカラーをリンクさせてください。係数ではないためご注意ください。
このノイズテクスチャの細かさは16に、拡大縮小と歪みは調整になりますが、大まかなには各1.6と6.0で問題ないと思います。
最後に色をさらに鮮やかにするため、HSV(色相/彩度/輝度)ノードを追加して上図のようにリンクさせてください。
その時、彩度を4.0に変更しておいてください。この彩度は4.0が一番いいと思いますが、自分で調整を行ってください。
これで基本的なシャボン玉シェーダーの作り方は完了となります。
自己流カスタマイズ
次に本章からは、前章で作成したシェーダーを自分でカスタマイズしていったので、そちらをご紹介していきたいと思います。
上図が自己流にカスタマイズしたものになります。
比較は上図のようになっています。各カスタマイズ項目について次節からご紹介していきたいと思います。
簡略化
まず初めに簡略化を行いました。
ミックスシェーダーの係数にリンクさせていたものを、プリンシプルBSDFのアルファにリンクさせると同様のことができます。
境目の編集
境目の編集の幅を増やすため上図のようにカラーランプを追加することで、透明部分と色がついている部分の境目を編集することができるようになります。
レイヤーウェイトのブレンドだけでは調整しにくい方は、上図のようにカラーランプを追加してみてください。
色の強度変更
色の強度を変更する場合、上図の位置にあるHSV(色相/彩度/輝度)ノードの値を変更してください。
この値を高くすれば高くするほど色が濃くなってきます。個人的には2.0~3.0がいいと思います。
外周に明るさ追加
最後に外周に光の明るさを追加する方法をご紹介します。基本のままだと、外周がどうしても黒くなってしまいます。
これを解決するためには、プリンシプルBSDFのクリアコートを1.0に変更することで、外周を明るくすることができます。
本記事での内容は以上となります。
シャボン玉は背景やパーティクルにも利用しやすいため、シュボン玉シェーダーの作り方は覚えておいて損はないと思います。
本記事は以上です。お疲れさまでした。