Blenderのマテリアルのブレンドモードと影モードについてご紹介

本ページには、プロモーションが含まれています。

f:id:TomoG:20200614221154j:plain

本記事ではBlenderのマテリアル設定の中にあるブレンドモードにある【不透明・アルファクリップ・アルファハッシュ・アルファブレンド】の違いについてご紹介していきたいと思います。

モードの変更方法

f:id:TomoG:20200614215919p:plain

本記事でご紹介しているBlenderのマテリアルのブレンドモードと影モードとは上図の設定となっています。

この設定はマテリアルを透明にしたい場合や、影を変更したいときに利用する設定場所となっています。

ブレンドモードの各モードの違い

不透明

f:id:TomoG:20200614205041p:plain

まずデフォルトではブレンドモードは不透明になっていると思います。そのようなときは、上図のように透明を設定しても透明にはなりません。

そのため、この不透明モードは透明にしないときに用いるブレンドモードとなっています。

アルファクリップ

f:id:TomoG:20200614205057p:plain

次にアルファクリップモードでは、上図のように一定の値で透明にするか透明にしないかを設定しているモードとなっています。

そのため、このアルファクリップ状態は、平面オブジェクトに画像を張り付けてアルファで抜き取るといったときなど、はっきりと切り抜きたいときに便利なモードです。

アルファハッシュ

f:id:TomoG:20200614205212p:plain

次にアルファハッシュモードでは、上図のように透明度に従って透明にしていくというモードになっています。

しかし、後述のアルファブレンドモードとの違いがよくわかりにくいと思います。なので、下図に境目のアップを掲示しています。

f:id:TomoG:20200614212930p:plain

上図の赤がアルファが残っている部分、青の部分は完全に透明の箇所になっています。

少しわかりにくいと思いますが、このアルファハッシュモードの場合は、点の密度が薄くなっていくことでアルファが下がっていきます。ここがアルファブレンドモードとの違いになっています。

アルファブレンド

f:id:TomoG:20200614205235p:plain

次にアルファブレンドモードでは、上図のように透明度に従って透明にしていくというモードになっています。

しかし、この説明だけなら先述のアルファハッシュモードとの違いが分かりにくいと思います。こちらも同様に下図でご紹介していきます。

f:id:TomoG:20200614214453p:plain

こちらは、グラデーションのようにアルファが変わっていっています。そのため、基本的には透明に利用したい場合は、このアルファブレンドモードで問題ないと思います。

影モードの各モードの違い

なし

f:id:TomoG:20200614215745p:plain

次に影モードをなしにした場合、上図のように影が消えます。そのため、影を消したい場合は、影モードをなしにするといいと思います。

不透明

f:id:TomoG:20200614215804p:plain

次に影モードを不透明にした場合、上図のように影ができます。透明にした部分の影もできるため、透明にした状態で影モードを不透明にしないほうがいいと思います。

アルファクリップ

f:id:TomoG:20200614215824p:plain

次に影モードをアルファクリップにしたとき、上図のようにアルファが一定の基準で影ができるようになっています。

影をくっきり表示させたい場合は、影モードをアルファクリップにするといいと思います。

アルファハッシュ

f:id:TomoG:20200614215846p:plain

最後に影モードをアルファハッシュモードにすると、上図のようにぼやけた影ができます。

ブレンドモードをアルファハッシュやアルファブレンドモードにしたときは、影モードをアルファハッシュにするといいと思います。

参考記事

bookyakuno.com


本記事の内容は以上となります。

Blenderでマテリアルを透明にしたい場合や透明に合わせて影を変更したい場合が多いと思います。そのような時に本記事でご紹介している設定を変更してみてください。

本記事は以上です。お疲れさまでした。