本記事ではBlenderで複数のオブジェクトをパーティクルとして出力させる方法をご紹介していきたいと思います。
前提知識
前提知識として、1つのオブジェクトをパーティクル出力する方法が必要となってきます。
そのため、まだオブジェクトをパーティクル出力する方法を知らないという方は先に下記の記事をご覧ください。
Blender 基本的なパーティクルの使い方 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
出力する方法
本章から具体的にどうやって複数のオブジェクトをパーティクルとして出力させるかご紹介していきたいと思います。
準備
まず複数のオブジェクトをパーティクルとして出力させるためには、複数のオブジェクトを準備しておく必要があります。
本記事ではわかりやすいよう上図のようなサンプル用のオブジェクトを用いて解説を行っていきます。
パーティクル用のコレクション作成
次にパーティクルとして出力したいオブジェクトを1つのコレクションにまとめていきます。
そのため、まずは新しいコレクションを作成してください。上図のようにBlenderのアウトライナー画面のアイコンを選択すると新しいコレクションを作成することができます。
または、パーティクルとして出力したいオブジェクトをオブジェクトモードで選択した後、【M】キーを押すとコレクションに移動という項目が出てきます。
そこで先ほど作成したコレクションを選択するか、一番下にある【+ New Collection】というボタンを押してコレクションを作成後移動させてください。
これで、複数のオブジェクトをパーティクル出力させる準備は整いました。
パーティクル設定
パーティクル設定といってもBlenderのパーティクルはエミッターとヘアーがあります。そのため、本節ではエミッターの場合とヘアーの場合について分けてご紹介していきたいと思います。
エミッターの場合
エミッターの場合は、上図のようにパーティクル設定の中にあるレンダー項目にあるレンダリング方法を【コレクション】に変更してください。
そうすると出てくるコレクションと項目の中にあるコレクションインスタンスを先ほど作成したコレクションを選択してください。
すると上図のように複数のオブジェクトをエミッターのパーティクルとして出力することができたと思います。
ヘアーの場合
ヘアーの場合は上図のようにパーティクル設定の中にあるレンダー項目の中にレンダリング方法をコレクションに変更してください。
すると出てくるコレクションという項目の中にあるコレクションインスタンスを先ほど作成したコレクションを選択してください。
すると上図のようになると思います。上図は調整を行っていないためおかしくなっています。
おかしくなった場合、上図の位置にあるコレクション全体にチェックを入れた後、詳細設定をオン後回転を調整してみてください。
すると上図のように表面に置けるようになると思います。
また、ヘアーの場合上図の位置に使用数という項目があると思います。この項目にチェックを入れた後、オブジェクトを選択し数を変更すると、出力するパーティクルのオブジェクトを偏らせることができます。
上図のように偏らせることができます。オブジェクトの出力数を偏らせたい場合は是非使ってみてください。
参考記事
【blender2.81】パーティクルに複数のオブジェクトを使用する - bakuBLOG+
本記事の内容は以上となります。
複数のオブジェクトをパーティクル出力する方法は、本記事の方法でなく複数のパーティクルを追加する方法もありますが、本記事のやり方の方が管理は楽なのでオススメとなります。
本記事は以上です。お疲れまでした。