【Rigid Bodies Generator】Blenderのアドオンで髪を揺らす方法をご紹介!

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本記事ではBlenderでアドオンを使って髪のリグを作っていく方法についてご紹介していきたいと思います。

参考動画

www.youtube.com

本記事では上記の動画を参考に髪の剛体シミュレーション付きのリグを作る方法についてご紹介していきたいと思います。

揺らす方法

事前準備

Blenderで髪の毛にボーンを設定したときの状態

まず事前準備として、剛体シミュレーションをつける前に、髪の毛にボーンは設定しておいてください。

本記事ではサンプルとして、上図のように髪とボーンを作成しています。この状態から剛体シミュレーションを付与して揺らしていきたいとい思います。

アドオン導入

github.com

本記事では髪の毛に剛体シミュレーションをつけるためにアドオンを利用します。

上図のリンクからアドオンをダウンロードして導入してください。詳細な導入方法は下記の記事を参考にしてください。

剛体設定

次に先ほど導入したアドオンを利用して剛体シミュレーションを追加していきたいと思います。

Blenderで剛体用オブジェクトとジョイントオブジェクトをまとめるコレクション作成

まず始めに剛体用のオブジェクトとジョイントを追加するコレクションを上図のように作成します。

名前は何でもいいのですが、わかりやすくRigid Bodies等にしておくといいと思います。

次に先ほど作成したコレクションを選択してください。意味のないような選択ですが、これで自動的に生成される剛体用オブジェクトやジョイントが追加されるコレクションが決められます。

Blenderで【Rigid Bodies Tools】を使った剛体の設定

次に、まずは揺らしたいボーンをポーズモード中に選択してください。本記事ではRootボーン以外となっています。

選択したら、Nキーで出てくるツールバーから【RigidBodiesGen】というタブを選択し、出てきたメニューの項目のうち【基礎剛体/連結Jointの作成】を開いてください。

この状態で作成してもいいのですが、髪のように揺らすため、【移動】と【回転】の値を0.99に、【Z軸角度】の上下どちらも0に変更してください。

この値調整は参考動画の20:58くらいからの説明が非常にわかりやすいため、そちらを参考にしてください。

値の調節が終わったら、フレームを0にしてから【基礎剛体/連結Jointの作成】メニューの一番上にある【基礎剛体/連結Jointの作成】ボタンを押してください。

Blenderで【Rigid Bodies Tools】を使って剛体を設定した状態

すると上図のように剛体とジョイント設置されるため、アニメーション再生すると問題なく揺れてくれるようになります。

以上がBlenderで簡単に剛体やジョイントを追加してくれるアドオン【Rigid Bodies Generator】を使って髪を揺らす方法となります。

より細かく調節するために

本記事の内容はこれで終了となりますが、髪の毛の揺れがもっと細かく調節したいという場合があると思います。

その場合どのように調節するのかについてご紹介していきたいと思います。

もし本記事のアドオンが何を生成しているのかわからない場合は、下記の記事を先にご覧ください。

上記の記事によって、どのようにして髪の毛が揺らすことができるのかご理解いただけると、より調節しやすいと思います。

剛体の設定の対応箇所

Blenderで【Rigid Bodies Tools】の剛体の設定項目

まず始めに上図のRigid Bodies Generatorの設定項目はどこに対応しているのかをご紹介します。

Blenderの剛体の力学処理

対応している箇所として、主に剛体用オブジェクトの物理演算プロパティの中にある力学処理となっています。

ジョイントの設定の対応箇所

Blenderで【Rigid Bodies Tools】のジョイント設定項目

次に上図のRigid Bodies Generatorの設定項目はどこに対応しているのかご紹介します。

Blenderのジョイントコンストレイト

これは主に、ジョイントオブジェクトのリジットボディコンストレイントの角度やリニアに対応しています。

シミュレーションの揺れが強かったり、回転の制限を調整したい場合は、ここを変更することで調節できます。


本記事の内容は以上となります。

髪の毛を揺らすというのは非常に複雑な手法となっていますが、アドオンを使えば簡単にできることをご理解いただけたと思います。是非利用してみてください。

本記事は以上です。お疲れさまでした。