今回はBlenderにて被写界深度のやり方をまとめていきます。
被写界深度の意味から説明しています。
Blenderで被写界深度のやり方だけを知りたい方はこちらをクリックするとそこまで飛びます。
また本記事ではコンポジットノートを使用しますので、コンポジットノードを知らない方はこちらの記事を読んでからにしてください。。
Blender ノードエディタの使い方03【コンポジットノード・最終調整】
そもそも被写界深度とは何か
簡単に言えば、メインより後方にいるものをぼかし、より立体的に見せるためのものです。
もう少しいうと、メイン以外のものを意図的にピンボケを起こすものとなります。
なので、メインの被写体の背景がぼやけたり、逆に被写体がぼやけたりさせることができるのが被写界深度です。
被写界深度の有無の比較
被写界深度の有無でどこまで変わるのか比較したいと思います。
左が有、右が無となっています。
こうしてみると、見せたい物(この画像だとネジと鉄板)に目が行き易いと思います。
それはなぜかというと、背景がぼんやりしているため、よりはっきりと見えるものに目が行き易いからです。
このように被写界深度つまり背景がぼやけているかそうでないかによって、ここまで違いがあります。
被写界深度のやり方
ここからはBlenderにて被写界深度を行う方法についてまとめていきます。
被写界深度の前準備
被写界深度の効果が分かりやすいよう本記事では、このようにしています
レンダリング結果は以下
被写界深度の設定
まずオブジェクトモードで【Shiftキー+Aキー】でエンプティの十字を選択してください。
そして、その十字をピントを合わせたいオブジェクトのところに合わせてください。
そしてカメラを選択し、リミットをチェック。
そして被写界深度の焦点に先ほどの十字を選択。
そしてノードエディタのコンポジットノードでピンボケノードを追加。
追加した状態が上図の右になります。
そして、この状態でレンダリングしたものがこちらです。
メインも被写体も背景と同時にぼやけてしまっています。
このような場合は、ピンボケノードの値を変更することで直すことができます。
ピンボケノートの値を変更すると上図のように被写体ははっきりと、そして背景はぼんやりと映るようになります。
■余談
今回のように、コンポジットノードで効果を追加していくときは
上図のように、赤丸内にある背景にチェックを入れて、出力>ビューアーを追加し、上図のように出力すると背景に結果が出ます。
これで、一々レンダリングして結果を見るという手間を省く事ができます。
参考サイト
今回の記事は以上となります。お疲れ様でした。
↓被写界深度の実例