Blenderでシェイプキー有でもミラーモディファイアー等を適用させるアドオンをご紹介！【ApplyModifier】

本記事ではBlenderでモデルにシェイプキーを設定していてもミラーモディファイアー等を適用することができる【ApplyModifier】というアドオンについてご紹介していきます。

まず始めに本記事でご紹介する【ApplyModifier】というアドオンがなぜ必要になってくるのか、そしてあることによってどのように楽になるのか、その必要性についてご紹介します。

まず、Blenderではシェイプキーを設定することができるというのが前提となります。知らない方は下記の記事をご覧になってから、本記事をお読みください。

Blenderのシェイプキーを付けた状態だと、残念なことにモディファイアーを適用することができなくなってしまいます。

この時非常に困ることが多いのは、ミラーモディファイアーが適用できないということだと思います。このようにシェイプキーを付けた後でもミラーモディファイアー等のモディファイアーを適用できるようにするのが【ApplyModifier】となっています。

そのため、この【ApplyModifier】というアドオンを利用すると左右対称のシェイプキーを作成するときに非常に便利になります。

ApplyModifierの導入方法として、上記のリンクからダウンロードして導入してください。

アドオンの導入方法について詳細を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

次に実際にBlenderでApplyModifierの使い方についてご紹介していきたいと思います。

まず始めにApplyModifierでモディファイアーを適用する前に、そのモディファイアーを適用するためのシェイプキー付きオブジェクトを用意してください。

Blenderのアドオン【ApplyModifier】を適用するためのサンプルオブジェクト

本記事では上図のような非常に簡単なオブジェクトを用意しました。

上図の左側がシェイプキーが0の時、右側がシェイプキーが1の時の様子となっています。こちらにBlenderのアドオン【ApplyModifier】を使っていきます。

Blenderのアドオン【ApplyModifier】で適用させる方法

ApplyModifierでモディファイアーを適用させるため、まずは適用させたいオブジェクトを選択してください。

選択した後、3DViewの上の方にある【オブジェクト】という項目を選択、その中にある【適用】という項目を選択してください。

すると、ApplyModifierで追加されている項目の【Apply All Modifier】と【Apply Selected Modifier】という項目があると思います。

Apply All Modifierという項目を選択すると、選択されたオブジェクトに付与されているモディファイアー全てを適用することができますが、基本的には利用しないと思います。

Blenderのアドオン【ApplyModifier】で【Apply Selected Modefier】を選択した後に出てくる項目

【Apply Selected Modifier】という項目を選択すると上図のような項目が出てくると思います。そこで、選択されたオブジェクトに付与されているモディファイアー一覧が出ていると思いますので、適用したいモディファイアーの左側にあるチェックを入れた状態で【OK】を選択してください。

この【OK】を押すと、頂点数などによっては非常に処理が重たくなりBlenderが止まることもあるため、適用する前に必ずセーブし、Blenderが止まっても少しの間待つようにしてください。

これでBlenderのアドオン【ApplyModifier】の使い方は以上となっています。

本章は余談として、本記事でご紹介した【ApplyModifier】と下記の記事でご紹介している【Shape Key Plus】と併用した場合どうなったかについてご紹介していきたいと思います。

BlenderでApplyModifierとShapeKeyPlusを併用した結果

結果として上図のようになりました。

Shape Key Plusで作成したフォルダは全てシェイプキーとして返還されフォルダは全てなくなっていました。

そのため、もしApplyModifierとShape Key Plusを併用したいという方は、シェイプキーのカテゴリー分けはApplyModifierでモディファイアーを適用後行うようにしてください。

本記事の内容は以上で終わりとなります。

Blenderのシェイプキーは主にキャラクターのリギング等を行ったときの調整に利用することが多いと思いますが、その時に非常に活躍してくれるアドオンなので皆さんも是非利用してみてください。

本記事は以上です。お疲れさまでした。