本記事ではループカットを考慮に入れたトポロジーを整える方法についてご紹介していきたいと思います。
参考動画
本記事のメインの内容は上記の動画を参考にしています。
https://matcha-choco010.net/2018/09/26/modeling-topology/
日本語のトポロジーについての記事は上記となります。
その他トポロジー整理で役立つ操作を紹介してくれている動画は上記となります。特にナイフツールとG->G->Eに関しては重要となります。そのため、上記の動画を見ておくと、よりトポロジーを整えるのが楽になると思います。
ループカットできるようにするために
まず初めにBlenderのループカットは紹介する必要はないと思いますが、このループカットをするためには4つの頂点を持つ面がある必要があります。
このループカットはできなくても問題ないようにも思いますが、後々の微調整の時おかしなところでループカットが止まったり、意図しない面ができるなどの問題がおこなります。
そのような事態を避けるため、ループカットできるよう考えながらトポロジーを整える必要があります。
整え方
次節からループカットできるよう考慮したトポロジーを整える方法についてご紹介していきたいと思いますが、本記事で紹介している内容は主にエッジを減らす方法となります。
そのエッジを減らしても、ループカットができる、そして崩れないことを前提に整えていきたいと思います。
前提について
まず前提となる本記事で紹介しているエッジの数え方についてご紹介します。例として上図のようなメッシュがあった時、上の辺は2つあるためエッジ数2、下の辺は1つであるためエッジ数1となります。
これは参考動画の一番最初に上げた動画と同じであるため、もし分からなかったという方は再度参考動画を見てみてください。
エッジ数2から1
まず一番簡単なエッジ数2から1にする方法をご紹介します。
最初に一番左にあるのがエッジ数2の状態です。
次に左から2番目は、ループカットやナイフツールで横に1つの辺を追加した状態となります。
次に左から3番目は、上下左右どれでも問題ありませんが、中央の十字の端のうちどれか1つの頂点を、四つ角にマージした状態です。
最後に三角面が消えるよう、1つの辺を溶解したら完了となります。
エッジ数3から1
次にエッジ数3から1にする方法をご紹介します。
最初に一番左にあるのがエッジ数3の状態です。
次に左から2番目は、ループカットやナイフツールで横に2つの辺を追加してください。
次に左から3番目は、先ほど追加した辺の端を上図のようにマージしてください。
そして最後に、上図のように上が四角面になるよう辺を溶解したら完了となります。
エッジ数4から2
次にエッジ数4から2にする方法をご紹介します。
同様に一番左がエッジ数4です。
次に左から2番目のように横に辺を1つ追加してください。
次に左から3番目のように先ほど追加したエッジの端を溶解してください。
最後に上図の一番右のように頂点をマージさせることで完了となります。
エッジ数5から3
最後にエッジ数5から3にする方法をご紹介します。
今までのものと同様に一番左がエッジ数5の状態です。
次に左から2番目のように、辺を2つ追加してください。
次に上図の左から3番目のように一部の頂点をマージさせてください。
最後に上図の一番右のように辺を溶解してください。これで完了です。
本記事の内容は以上となります。
このトポロジー整理は活用方法は多いのですが見過ごされがちなので、是非自分の作成したオブジェクトのトポロジーを確認してみてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。