今回は上図のようなドットパターンを作っていきたいと思います。
このドットパターンを見て使っているうちに、私はカーペット等の模様として使えるんじゃないかと思っています。
やり方の参考は下記のツイートをご参照ください。
何かしらに使えそう!
— 智G (@tomohikog12) 2019年2月9日
早速試してみよっと。 https://t.co/HJ7tJrgxts
下記のリンクが前提知識になっているので、もし分からない場合は下記のリンクをご覧ください。
Blender ノードエディタの使い方02.5【複雑なテクスチャ】
ドットパターンの作り方
まずはドットパターンを作る前に全体図をご紹介していきます。
上図がドットパターンを作った時に用いたノードエディタになります。
ノードグループの詳細は下図になります。
ノードグループの中身は上図のようになっています。
Blender ノードエディタの使い方04【グループ・設定】
ノードグループ内についてご説明していきます。
ノードグループ内について
ノードグループの左側の拡大図が上図のものになります。
まずはXYZ分離でXとYで分離します。その時XもYも同じものを繋げているので、どちらかが出来たら、それをコピーで問題ありません。
まずは波テクスチャ、数式テクスチャ× 2を用意して上図のように並べてください。
ここの減算と除算の値を変更することでドットの円の形を変更することができます。
減算は移動、除算は引き延ばしが変わるので、ノードグループが完成した時に試してみてください。
上図は減算と除算の値を変更して、見やすく拡大したものです。
こういう一定のテクスチャパターンなら、この方法でも作る事ができるので、もし何か作りたいドットパターンがあれば作ってみるのもありかもしれません。
更なるアレンジは後述しているので、そちらをご覧ください。
そしてノードグループの右半分が上図になります。
XYZ合成をしたあとグラデーション、カラーランプと繋げます。
このカラーランプで円の大きさを変更しているので、自分のお好みで白のバーを移動させてみてください。
一応参考にさせて頂いた方の内容はここまでとなります。
自分なりのアレンジ
ここからは参考にさせて頂いた分から自分なりにアレンジしていって気付いた点等をまとめていきたいと思います。
ダイヤ柄
XYZ合成をする前に除算のノードがあると思います。これを削除することでカラーランプを変化させてもドットの円が接さないという制限がなくなります。
角が丸いタイル
上図の赤線部分をSinに変更し、カラーランプを調整すると
角が丸いタイルのようなドットパターンになります。
花柄のようなパターン
上図のように設定すると
花柄のようなドットパターンも作ることもできます。
鯉のぼりのようなパターン
派生
— 智G (@tomohikog12) 2019年2月9日
鯉のぼりで使えそうなパターン完成 pic.twitter.com/szmlL8lRk6
この時に使っていたノードグループは
片方の減算すら削除してカラーランプを調整するとなります。
何かしらの模様に使いたい場合
先ほどまででたくさんのドットパターンをご紹介してきました。
しかし、これらを実際にカーペットや絨毯等のテクスチャとして使用するには少し変更が必要です。
それはベクトルです。現状カメラからベクトルを伸ばしていますが、これはカメラの位置によって変わってしまうため模様には向いていません。
具体的には上図のようにノードグループに接続するベクトルを、先述までではカメラでしたが、絨毯やカーペットの模様に使う場合は上図のように、オブジェクトから伸ばしてください。
これの変更はカメラをぐるんぐるん回してみた時、どのような変化があるか分かりやすいと思うので試してみるといいかもしれません。
以上で今回の記事は終わりとなります。
このドットパターンを使用すると上図のようなカーペットが作れるので、是非皆さんも頑張ってみてください。
今回の記事は以上となります。お疲れ様でした。