本記事では3Dモデルを作成していると作ってしまう可能性がある、Nゴンや重複・歪んでいる面を見つける方法についてご紹介していきたいと思います。
トポロジーとも深くかかわってくる内容であるため、併せて下記の記事もご覧いただくことをお勧めします。
Blender ループカットを考慮に入れたトポロジーを整える方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
Nゴンとは
まず初めにNゴンとは何か知らない方向けに説明すると、Nゴンとは頂点数が5個以上の面のことを指します。
モデリングでは基本的に、頂点数は4つ、時々頂点数3つの三角面で作成すると思います。
しかし、まれにNゴンができてしまう場合があります。目的をもってNゴンを作成した場合は問題ありませんが、意図しないNゴンは描写がおかしくなったりする可能性があるためできる限りなくしておくほうがいいと思います。
Nゴン・重複している面の見つけ方
本記事での例
本記事では上図のように、わざとトポロジーを歪ませたスザンヌを例としてご紹介していきたいと思います。
Nゴンを選択
まず始めにNゴンを見つける方法として、Nゴンを選択するという形で行うことになります。
Nゴンを選択するためには、まず上図のように3DView上にて編集モードに切り替えた後、【選択>特徴で全選択】という順に設定を選択してください。
そして、最後に【面の辺数】を選択してください。
すると上図のように左下にオペレーターパネルが出てくるため、頂点数を4に、タイプを大きいに変更するとNゴンだけが選択された状態になります。
重複している面
次に同じように、重複している面つまり他の面に埋まっている面を見つける方法をご紹介していきたいと思います。
前節と同じように【選択>特徴で全選択】を選択した後、【埋まれた面】を選択してください。
すると重複している面だけが選択されるようになるため、最終確認の時などに使ってみてください。
歪んでいる面の見つけ方
最後に歪んでいる面を見つける方法についてご紹介していきたいと思います。
主にNゴン時に面が歪みやすくなっていますが、通常の四角面でも歪んでしまう場合があるため、その時はこの機能を使って修正してみてください。
メッシュの歪みを見つけるために、3DView上の編集モード中に上図の一番上にある赤線部分を選択して、ビューポートオーバーレイメニュー出してください。
このメニューの中にある【メッシュ分析】にチェックを入れ、タイプを【歪み】に変更してください。
すると上図のように、歪んでいる面ほど赤くなるようになります。これで歪んでいるメッシュを発見することができるようになります。
本記事の内容は以上となります。
本記事の内容は直接的なモデリングではそこまで必要な知識ではありませんが、最終調整時などに必要な機能となっているため、是非覚えておいてください。
本記事は以上です。お疲れさまでした。