今回はBlenderでモデルを作成する時、トゥーン調等で使える輪郭線の作成方法をご紹介していきます!
FreeStyleを使う方法
まず一番簡単に輪郭線をつける方法は、FreeStyleを使う方法です。
本章ではそんなFreStyleを使って輪郭線をつける方法についてご紹介します。
基本的な方法
Blenderのシーンオプションのメニュー欄にある「FreeStyle」という項目にチェックを入れてください。
これでFreeStyleが使えます。
調整方法
次にFreeStyleで生成した線の調整方法をご紹介します。
基本的にFreeStyleで生成した線の調整といえば、線の太さになると思います。
FreeStyleの線の太さは上図の赤線部分の数値を変更するだけで問題ありません。
ライン幅モードを相対にしても問題ありませんが、ライン幅の数値を変更することはできなくなるため、ご注意ください。
特殊な線をつけたい場合
前節までの説明だとFreeStyleって輪郭をつけるだけかと思われるかもしれません。
しかし、このFreeStyleは特殊な輪郭線をつけることもできるため、それのやり方のごく一部を本節でご紹介します。
通常の輪郭線とは異なり上図のような特殊な線を入れたい場合は、専用の設定メニューに行く必要があります。
FreeStyleで特殊な線をつけたい場合、上図のメニューにあるFreeStyleやその下に連なるFreeStyle関連の設定を変更してください。
上図のように破線にする場合は、【FreeStyleラインスタイル>破線】にチェックを入れ、その下にある【●】の箇所に数値を入れることでできます。
このようにFreeStyleで様々な特殊線を生成することができますが、本記事では割愛させていただきます。
背面法を使う方法
次に輪郭線を取る方法として有名なものは、背面法を使う方法となります。
こちらは、裏面は非表示ということを利用した方法となっています。
そんな、背面法を使って輪郭線を取る方法について本章ではご紹介していきます。
基本的な方法
まずは裏面を非表示にしておいてください。
これをしておかないと、オブジェクトが輪郭線の色で塗りつぶされることになります。
裏面を非表示にする方法は下記の記事を参考にしてください。
Blenderの法線関係の設定について【表示・反転・裏面の非表示等】 - TomoGのごちゃまぜ倉庫
次に輪郭線用のマテリアルを作成します。
そのため1つのオブジェクトに複数のマテリアルを設定することになります。
詳細は下記の記事をご覧ください。
【初心者向け】Blenderで簡単に複数のマテリアルを割り当てる方法をご紹介! - TomoGのごちゃまぜ倉庫
この時、輪郭線のマテリアルインデックスをしっかり覚えておくようにしてください。
上図の例でいくと、【Line】が輪郭線のマテリアルとした場合、マテリアルインデックスは「上から2番目 - 1」のため、【1】となります。
次にオブジェクトにソリッド化モディファイアーを追加して下さい。
そして【ノーマル>反転】にチェックを【マテリアル>マテリアルインデックスオフセット】には、輪郭線用に追加したマテリアルのインデックスを入れてください。
すると上図のように輪郭線を取れたと思います。
輪郭線の太さを変更したい場合は、ソリッド化モディファイアーの幅を変更することで調節できます。
不要な線を消したい場合
もし付いてほしくない所に輪郭線が付いてしまった場合は、頂点グループを使って消すことができます。
輪郭線が付いてほしい頂点で頂点グループを作成し、上図のようにソリッド化モディファイアーの頂点グループに設定してください。
参考記事
本記事の内容はこれで以上となります。
Blenderで輪郭線をつける場合、FreeStyleを使う方法と背面法を使う場合があります。
基本的には背面法、輪郭線に特殊効果をつけたい場合はFreeStyleと、利用する場面によって使用する方法を変更するのが一番だと思います。
本記事は以上です。お疲れさまでした。