今回はBlenderでMMDモデルを触ることができる【mmd_tools】というアドオンの使い方をご紹介していきたいと思います。
結果
サンプル的にモーションも入れてみた。結構簡単に入れることができる。
— 智G (@tomohikog12) 2019年7月10日
これで、グラビアで自分の見たい部分を探すという不毛な時間を無くすことができそう。 pic.twitter.com/h2VdRM4a1N
上図のようにMMDのモデルをBlenderで動かせるようになります。
事前準備
まずBlenderでMMDのモデルを導入する前の事前準備として、ソフトのMMDをダウンロードしておく必要があります。
MMDのダウンロードは下記のリンクから行ってください。
BlenderでMMDのモデルをインポートするだけなら、MMDをダウンロードする必要はありませんが、トーンなどがないためモデルがピンクになるなど正常に描画されない可能性があるため準備しておくほうがいいと思います。
アドオン導入方法
次にBlenderでMMDを動かすための【mmd_tools】を導入する方法についてご紹介していきます。
まず初めに上記のGithubから【mmd_tools】をダウンロードした後、解凍してください。フォルダ名は【blender_mmd_tools-dev_test】となっていると思います。
次に解凍した【blender_mmd_tools-dev_test】フォルダの中に【mmd_tools】というフォルダがあると思います。
この【mmd_tools】というフォルダを
C:\User\ユーザー名\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\バージョン\script\addons
にコピペしてください。
これで【mmd_tools】がアドオンのリストに登録されるので、通常のアドオンのようにアドオンを有効にしてください。有効方法は下記の記事を参考にしてください。
アドオン設定
次に【mmd_tools】のアドオンの設定を行っていきます。この設定で【mmd_tools】にMMDのトーンなどを読み込ませていきます。
アドオン管理画面で、【mmd_tools】の項目を開くと、上図のように【Shared Toon Texture Folder】という項目があります。
この項目に事前準備でダウンロードしておいたMMDの【Data】フォルダを選択してください。
これで【mmd_tools】の基本的な設定は完了となります。
Blenderでの操作方法
前章でmmd_toolsを導入できたと思います。本章ではそのmmd_toolsを使って、具体的にBlenderにMMDモデルを扱っていきたいと思います。
MMDモデルのインポート
まず初めにMMDのモデルをインポートする方法として、上図のように【N】キーを押すと出てくるツール項目の中に【MMD】という項目があると思います。ない場合は導入に失敗していると思われるため、導入をやり直してください。
【MMD】というタブがある方は選択して、上図の位置にある【Import】ボタンを押してMMDモデルのファイルを選択してください。
するとMMDのモデルをインポートすることができると思います。
MMDモデルのモーション適用
次にMMDモデルにモーションをインポートする場合は、上図のようにMMDモデルのリグを選択した状態で【Import Motion】を選択して、ファイル選択の中からモーションデータを選択してください。
参考記事
素材詳細
今回記事内で使用したモデルはMMDのデフォルトで入っている初音ミクを用いています。
モデル・モーションのDLサイト
本記事の内容は以上となります。
MMDモデルは高品質・無料で配布されている場合が多いため、人型のモデリングをしたいときは大いに参考にすることができると思います。
本記事は以上です。お疲れ様でした。